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確定給付企業年金と確定拠出年金のメリットと注意点

確定給付企業年金のメリットと注意点

まず確定給付企業年金のメリットとして挙げられるのは、どんな状況でも最終的にある一定の金額が保証されていることでしょう。
ですが、それ以上に大きいのは税制上の優遇措置です。
確定給付企業年金に加入した場合、以下のような税制特典が得られます。
・事業主の拠出した掛金は、全額損金に算入できる
・従業員の拠出した掛金は、小規模企業共済等掛金控除を受けられる
・運用中は年金資産について毎年特別法人税が課税されるものの現在は凍結中で、実質的に非課税となっている
・給付が年金として受給された場合、公的年金等控除が受けられる
・給付が一時金として受給された場合、退職所得控除が受けられる
注意点としては、転職した際に次の勤務先の企業に確定給付企業年金制度が存在し、かつポータビリティ制度を採用していなければ移転ができなかったり制限が付いたりするので前もって転職先に問い合わせておいた方が良いでしょう。

確定拠出年金のメリットと注意点

確定拠出年金は、受給額が変動することと責任の比率が大きいことが特徴ですが、裏を返せば運用次第ではより大きな金額を手にする可能性があるとも言えます。
年金というよりは、感覚的には資産運用に近いかもしれません。
ただ、確定給付企業年金と同様の税制上の優遇を受けることができるので、年金の受給よりもこちらを目当てで加入するのも十分に有り得る選択肢でしょう。
平成29年以降は、企業年金制度に加入しているサラリーマンや公務員、専業主婦(国民年金第3号被保険者)も個人型の確定拠出年金に加入できるようになったため、確定給付企業年金と比べて利用しやすいのも大きな魅力です。
注意点は、受給額が変動する可能性がある点と、なにより60歳までは引き出せないので他の資産運用や貯蓄などを使ってある程度資金的な余裕を作っておく必要があります。


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